かつてトルコで古道具屋のおじさんに
『自分と同じく古いものを病のように愛する客だ』と言われました。 自然療法家の佐藤友子です。 売り物としてではなく、自分や家族のために長い時間を費やして作られた手仕事の品に無性に魅かれます。 そうしたものには大切なものへの思いが込められているからか、見ていると幸せな気分になるのです。 特にこの『マーシュアラブ』の刺繍はビビッドな色彩とユニークなデザインで、元気を与えてくれます。 『マーシュアラブ』はイラクのティグリス・ユーフラテスにメソポタミア文明の時代から暮らしていた『湿原のアラブ人』です。 彼らはフセイン政権下でのダムの建設とともに、彼の地を追われてしまったそうです。 プカプカ漂う葦の家の小島。 葦の家の内部の美しいフォルム。結構広くて快適そう。 敷かれている絨毯も気になります。 左はシュメール遺跡にみられる葦の家。 右が現代の葦の家。 昔からほとんど変わらなさそうですね。 そんなイラクの湿原の葦の小島で、女性がちくちく婚礼用の刺繍をしています。 これは葦の家なのかモスクなのか? (画像 『Laputan logic』 HP,『 トライブ』 HP より引用) 詳しくはトライブのHPを是非ご覧ください。 そして実物をご覧になりたい方はこちらのイベントへどうぞ。 マーシュアラブは希少なため、これだけの数の展示は滅多にみられません。 また会場のお寺がいい建物なんですよ~。 空間も重要。布たちも喜んでいることでしょう。 マーシュアラブの刺繍布と世界の針仕事 ~刺繍から辿る世界の手仕事~ 日時:5月10日(金)~15日(水) 時間11:00~17:00 会場:田村山安養寺 東京都日野市万願寺4-20-8 TEL:042-581-3624 FAX:042-581-3625 ■多摩モノレール「万願寺駅」より徒歩約7分 ■お車では中央道「国立府中IC」より日野方面(日野バイパス)に向かい約5分。 メソポタミア文明を起源とする、イラク南部(マーシュアラブ=湿原に住むアラブ人)の刺繍布を中心にバングラデシュのカンタ刺繍、ウズベクスザニ刺繍、コンゴクバ王国ラフィア刺繍布、インド各地の刺繍布、パキスタンシンド地方のミラー刺繍、ラリーキルト、タイ・ラオス・ベトナムの山岳民族の刺繍など等、世界の『針仕事』を集めて展示いたします。 同時に伝統的な針仕事に現代感覚を取り入れた洗練された刺繍スカーフ、ショール、小物なども合わせて紹介いたします。(トライブ ホームページより) 5月11日にはシタールとアフリカのコラの無料コンサート(要予約) 5月11-12日は望月真理さんによるバングラディシュのカンタ刺しの解説、実演もありますのでお見逃しなく!
by sato425
| 2013-05-08 14:10
| 手仕事
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