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すべてのもののつながり

春は、懐かしい友人たちを思い出させる季節です。

笹塚自然療法室の佐藤友子です。


もうすぐ友人の命日です。

ここ数年で何人かの友人が亡くなりました。
春に逝ってしまう人が多いのはなぜでしょうか。



彼らは、仲間に多くの『つながり』を残してくれました。


ある友人が、Uさんへの追悼文集に寄せた一文より


ある年のチャランケ祭では、
「一坪反戦地主・関東ブロック」のブースに私の絵本を置いてくれるというUさんに、
「でも、基地を描いているわけでもない絵本なのに良いんですか?」と尋ねると、
「何言っているんだ」と言う。

基地問題といったって、

それは全てのこととつながっていて
関係のないものなどないよ、と。


「やり方だって表現だっていろいろあっていい。

だいたい、『基地っていったら基地だけ』っていう狭い考えが多くて、どうのこうの・・・」

というUさんの言葉を聞きながら、驚いた。

運動はとにかくその運動をやるものだと、
その運動に『関係ない』ものが登場したりするのは
おかしいのではないかというふうに思っていた私にとって、

それは目が覚めるような、
物事の本質を見せてもらったような出来事となり、
そして自分は自分でいいのだと
気持ちを楽にもしてくれた言葉だった。




Uさんも同じように感じていたんだなあと。
逝ってしまったけれど、同じ気持ちが息づいていることを嬉しく思いました。



若くして逝ってしまった版画家のTの画集を、
友人たちで協力して制作してもう4年が過ぎようとしています。

タイトルは 
『すべてのもののつながり』

彼女の日記の一文からとったものです。
(以下引用)

波の あいだに ゆれて

静かな 夢を みる。

砂の さらさら いう音が 耳の奥に

失くならない。

いくつかの 石と かいがらの数。

時の流れ 記憶の日々

数えようも ない 星たちと

私たちの 生命。はかない歴史。

すべてのものの つながり。


(2001年9月18日 日記より)

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私自身、旅を通じて、いろいろなものがつながっていることを実感することが多くありました。

そしてジグゾーパズルのように、
さらにそのつながりが
確かなものになってきていることをしばしば感じます。



だまし絵のように、見えないときにはどうやってみても見ることができない。

どこかにスイッチが入った瞬間、同じものの中に、違うものが見えてくる。

さまざまなものの『つながり』が。



たとえばホメオパシーでは、体と心と魂のつながりや、
先祖とのつながり、自然界のさまざまなものとのつながりが。

たとえば頭蓋仙骨療法では、体の局部と全体のつながり、
皮膚と脳のつながりが。

たとえばキネシオロジーでは、潜在意識と筋力のつながりが。



幾重ものかさなりが、つながりが、
まるで蜘蛛の糸のように絡み合っていることに気づいてくるのです。
by sato425 | 2013-03-27 09:00 | 思うところ
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