みつばちが教えてくれること

小学生のときから大学まで一緒だったのに、一度も同じクラスになったことがない友だちがいます。
ホメオパスの佐藤友子です。

そんなにつるむこともなかったのに、大学を卒業して10年以上たって、不思議なことに私はホメオパスに、彼女はフラワーエッセンスのプラクティショナーになっていました。
たぶん二人で会うようになったのは、去年が初めてだったような。
なのにお互い話がよーく通じてしまう。
不思議なご縁です。

その彼女にこの5月と7月に、都内で養蜂をしているところのお手伝いに連れて行ってもらいました。


海外を旅していたときも、いろいろなところで養蜂の巣箱をみかけていましたし、採れたてのハチミツをご馳走にもなりました。
でもこんなに沢山のミツバチたちが飛んでいる中に入って行ったのは初めて。

たくさん群れ飛んでいましたが、なぜだか全く恐怖も抵抗もなく、むしろ羽音のざわめきに誘われて、ワクワクしながらミツバチたちの中に入っていきました。

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実際その羽音のシャワーに包まれると、まるで音響療法のように振動が心地よく、不思議な感覚。

こちらが緊張していないので、ミツバチたちも気にしないのか。
この時期は餌が豊富なので、比較的ミツバチも穏やかだとか。
寒くなって餌も少なくなってくると、もう少し攻撃的らしいです。

また友人曰く、やはり飼っている人の性格が伝わるのではないかと。
他のところで見たミツバチたちはもっと攻撃的な感じだったけれど、このミツバチは愛情かけて大切にされているので穏やかなのではないかとのこと。

飼っている方たちの話しを聞いていると、それも納得。

ハチミツの収穫が多い年と少ない年があるけれど、同じ気候条件でもなかなかハチミツが採れなかったり、蜂がダメになってしまう人たちも結構いる。
それはやはり、養蜂を始めても、みんなあまりミツバチのことを学びに来ないからではないかと。
例えば気温の変化に合わせてミツバチが居心地のよい状態を作ってあげるだけでも違うのに。
寒くて餌がないときなどは餓死してしまうので、砂糖水を与えたることもあるそうです。
暑くなってきたので、巣箱の近くにはミツバチたちのために、ちゃーんと水草を入れた水の箱もいくつか置いてありました。

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ミツバチのように働きもののおじさんたちは、本当にミツバチを大切に扱って世話をしていました。
何万匹という蜂の中から女王蜂を探し出しては、いい新女王(写真中央)が育ったと嬉しそうでした。

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テオ・アンゲロプロス監督の『蜂の旅人』という映画がありましたが、Tさんもかつてはレンゲの花の季節には、愛媛から広島のレンゲ畑に蜂を連れて移動していたとのこと。
昔は花の季節に合わせて蜂を連れて南から徐々に北上して北海道まで旅するひとたちがいたそうです。


Tさん曰く、

『昔から『養蜂は博打のようなもの』と言われるくらい、気象などの自然環境やミツバチの状態などに左右されるもので、単に金儲けのためにハチミツを採ろうと思ってもだめ。
もっとミツバチのことを知って、愛情を注いで育てることで、分け前としてハチミツを頂くくらいの気持ちじゃないと・・・。』

養蜂は単なる金もうけの手段ではなく、ミツバチたちから自然の恵みをお裾分けして頂くための聖職なのだなあと感じました。


5月の蜜は色も透明感があって、さっぱりしていて上品だとのこと。
7月のは夏野菜やミカンの花などいろんな蜜が混じっているそうで、もう少し濃い色でした。

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ホメオパシーでは昆虫のレメディもいろいろありますが、ミツバチから作られたエイピスApisというものもあります。
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レメディの症状像は、原物質の特徴に重なる部分が多いので、原物質を知ることは大切です。
たとえばエイピスのマテリアメディカは、

◎赤くつやつやプックリした腫れ
◎焼けるような、ひりひりする、刺すようなちくちくした痛みや痒み
◎目、顔、喉、卵巣などに親和
◎アレルギー、蕁麻疹
◎皮膚や粘膜の浮腫み、
◎腎臓、膀胱の症状
◎水が嫌い
◎暑さで悪化
◎嫉妬深い
◎忙しくせかせか動き回り落ち着きがない


などなど、他にもたくさんありますが、ミツバチの特性と通じるところがあります。

もちろん蜂に刺されたときにも使えるので、エイピスを持って行きました。



鎌仲ひとみ監督は『ミツバチの羽音と地球の回転』という映画のタイトルに込めた意味について、以下のように話しています。

 ミツバチは持続可能性の象徴、つながり合う生き物でもあります。
蜜をとるけど破壊しないし、花へ受粉していきます。ミツバチがいる生態系は健全なんです。
ミツバチは目指すべき、来るべき未来の、世界の持続可能性を象徴しています。

  もう一つは、現代人には誰かに任せておけばいいという意識が根強くあると思います。
自民党が悪い、民主党が悪いと愚痴を言う前に、それを選んだ我々が悪いんですよ、本当は。
私たち自身が一人ひとりが、誰かがやってくれるのを待たないで、いま未来をつくりましょうと。
一人ひとりが持続可能な存在に、自分自身 がなればいいんです。

 すべての自然エネルギーは地球の回転によって産み出されているんですよ。
地球を外から見るような大きな視点と、目の前の蜜 をとるというエネルギーを生み出す現場の活動を、複眼的に見ながらやっていくと、運動もまた個人の確(枠?)を超えて持続可能になっていくんじゃないでしょうか。

 英語のタイトルは短くて「ashes to honey」なんです。文明が自然を焼きつくして灰にしてきた環境を、ミツバチたちの暮らす持続可能な社会へと変えようという願いを込めました。

(映画芸術HPより )


おじさんとミツバチの関係を見ていると、自然を敬う持続可能な営みを感じます。
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by sato425 | 2013-08-15 09:00 | 環境/暮らし
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